2012年3月30日金曜日

Copains/雪道での運転の仕方


雪国のドライバーにとっては当たり前のことでも、
たまにしか雪道・凍結路を走らないという人にとっては、わからない事だらけ。
実際雪国のドライバーはそうした人達から見ると驚くようなスピードで
雪道・凍結路を疾走してるように見えるかもしれません。

ただ走ってるのではなく経験に基づいたいろいろなテクニックを意識、
あるいは無意識に使ってる結果です。

そんなノウハウやテクニックを少しでも伝えられればと思います。

>>>目次<<<

1雪道・凍結路の種類と状況
2タイヤの種類と氷雪路への対応
3チェーンの種類
4スタッドレスタイヤの選び方
5スタッドレスタイヤの空気圧
6スタッドレスタイヤでの運転
7駆動方式による運転の違い
8その他の注意
9持ってると便利なもの
10駐車と発進の例

注意)ここに書いてあることは、個人的な経験と知識によるもので、
この内容によって何らかの損害を受けた場合でも、当サイトは一切責任を負いません。
また、間違いの指摘や、皆様がお持ちのノウハウがありましたら、是非ご連絡下さい。

雪道・凍結路の種類と状況

◎凍結路

☆どんなタイヤでも滑ってあたりまえ(スタッドレスタイヤ含む)

☆カチカチの氷より、溶けはじめ、凍り始めが一番滑る

☆凍結路に日光があたると、ツルツル度倍増。

☆橋の上は高速・一般道とも凍結多発ポイント(超キケン)

☆夜間、路肩に雪があり、路面が黒ければ、ほぼ凍結路面。

☆トンネルの出入り口も凍結が多い

☆ノーマルタイヤでは自殺行為

 

状況によってはどんな高性能スタットレスを履いていても滑ります。
特に昼間の凍結路面や、朝の日の出時間帯の凍結路は危険です。
(氷が溶けはじめるような温度や状況が一番滑る。)

また日中溶けた雪が凍る夕方から夜間にかけても怖いです。

濡れてるか、凍結してるのか迷うような状況は多々あります。
窓を少し開けて、タイヤと路面のから発する音を時々聞くようにすると
わかりやすいです。(水はじき音がしなくなると凍結)
水溜りらしき部分を通過するとき「バシャ!」って音してたものが、
「シャ!」って聞こえるのうになったら危ない状況です。
無音になったら、ほぼ完璧に凍ってます。

あるいは路肩に雪があって、路面が黒い状況で低温時なら、
凍結路面の可能性が高いです。

エアコン等で車外の気温もモニターできるなら、
−4度から4度くらいまでの温度が一番危険(凍っていれば一番滑る)温度なのだと
覚えているといいでしょう。
(外気温モニターは走行時じゃないと正確な数字が出ないものが多いので注意)


↑凍結した登り道


↑凍結した路面・ザラザラのようでも、走るとツルツルでです。

凍結の上にうっすらと雪

☆凍結路面より少しだけマシ

☆基本的には凍結路面と同じ

これも怖い状況です。
ただし、凍結路と比較して少し雪が乗ってた方が滑りにくいみたいです。
基本的には凍結路面なので、氷の溶け始めの温度や環境が一番危険です。
凍結路面と雪がある路面が同時に存在する場合、雪のあったほうが、少しだけ滑りにくいようです。

乾燥路にうっすらと雪。

☆隠れた凍結スポットに注意

☆雪が舞い上がり、アスファルトがほぼ完全に見える程度なら、危険度は低い

☆交通量が多い場所では滑りやすい圧雪へ変身しやすい

☆もちろん、油断大敵

乾いた路面の上に薄っすらと雪が乗った状態。
アスファルトがうっすらと見えるような状態。
比較的に安全ですが、凍結箇所が点々と隠れてることがよくあります。

車が走った後に雪が舞ってアスファルトが見えるような状態なら、
スタットレスタイヤ装着時にはほとんど滑らないと思います。
(非凍結時)

ただし、交通量の多い道路では、わずかな雪が踏み固められて、
薄く滑りやすい圧雪へ変化しやすいです。

新雪

☆ふわふわで浅い雪なら、危険度低い(スタッドレス装着タイヤ時)

☆ふわふわ雪が深くなると、ハンドルがきかなくなる可能性大

☆湿った雪では積雪量に関係なく、ハンドルがきかなくるること多い

☆車の床より深い積雪では動けなくなる可能性大 

ふわふわの新雪状態。
1cm程度くらいまでの積雪なら、比較的安全に走行できます。
1cmを超えるような積雪になると、ハンドルをとられやすくなります。
積雪が深いようならスピードは控えて下さい。

交通量の少ない道で、降雪時等によく見られます。
とりあえず走れると思いますが、車の床の高さを越えるようなら
動けなくなる可能性高いです。
積雪量が多い場合、ハンドルをとられたり、ハンドルがきかなくになることがあります。

圧雪初期or 圧雪の上に新雪

☆スタットレスタイヤ 大活躍

☆走行後に雪煙があがるなら、比較的滑りにくい

☆走行後に雪煙があがらないなら、危険が倍増

☆湿った雪は さらに危険増加

☆風が強い場所では地吹雪が発生しやすい

スタットレスタイヤが一番本領を発揮する路面状態。
(走行した後ろに雪煙があがるような状態)
慣れた雪国ドライバーなら乾燥路と同じような速度で走っています。

雪煙が上がらないような状態の場合、湿気った雪か、
圧雪がかなり硬くなってる事が予想されrます。
この場合は滑りやすいので注意してください。

湿った雪(重くて雪煙にならない)は、ハンドルとられやすかったり、
スリップしやすくなります。


↑圧雪路面。

圧雪路面では、車が走行した後に雪煙があがるか、あがらないかで危険度が違います。
雪煙が上がらない時は、危険度が高いので注意してください。

雪煙が上がるような状態の道路で、風が強い時は地吹雪が発生しやすくなります。

圧雪凍結(パカパカ)。

☆交通量の多い道路での定番

☆実は、雪のふりした凍結路

☆交差点等では、タイヤに磨かれて危険増大

☆峠や坂道で立ち往生する車が多発

雪がたくさんの車によって踏み固められて、また磨かれた状態。
凍結路面に近いような状態になります。
この状態の時に峠や坂道では登れない車による渋滞が発生しやすいです。

また、信号のある交差点等、車が発進、停止を繰り返す場所では、
スタッドレスタイヤに磨かれて、さらに滑りやすくなります。

実際には圧雪というより、圧雪の表面が氷になってるような状態です。

交通量の多い道では、降雪後すぐにこの状態になります。

また直射日光の当たる場所の圧雪等、少し気温が高いかなって場所の
圧雪はかなり滑ります。

凍結路に準じた丁寧な運転を心がけてください。

シャーベット

☆グチャグチャ雪道は、ハンドルが取られる

☆グチャグチャ雪道はハンドルを切っても効かなくなりやすい。

☆湿った雪が深くなると、走行不能車 多発

☆気温が下がるとあっと言う間に凍結路

☆普段雪の少ない東北以南の太平洋側では、この雪が多い(南岸低気圧等)

☆日本海側ではこの雪が多い。(日本海の水分を多く含む)

2012年3月28日水曜日

地下水 - Wikipedia


地下水(ちかすい)とは、広義には地表面より下にある水の総称であり、狭義では、特に地下水面より深い場所では帯水層と呼ばれる地層に水が満たされて飽和しており、このような水だけが「地層水」や「間隙水」「地下水」と呼ばれ、地下水面より浅い場所で土壌間に水が満たされずに不飽和である場合はその水は「土壌水」と呼ばれる。このような狭義では、両者を含めた地表面より下にある水全体は「地中水」と呼ばれる。広義の地下水に対して、河川や湖沼、ため池といった陸上にある水は「表流水」と呼ばれる。[1][2][3]

[編集] 関連用語類

地盤は水分を吸収する能力(性質)を持っており、これを浸透能というが、この浸透能により地中に地下水が蓄えられることとなる。地下水は、地表に流出して河川や池・湖などの地表水を形成する。また、生活用水・農業用水・工業用水などに使用されたり、水温の高いものは温泉として利用されたりするなど、人間の生活活動・経済活動を支える重要な資源とされている。人間は井戸によって地下水を得ることが多い。一方、地下水は斜面崩壊、地すべり、土石流など自然災害の原因ともなっている。

地下水を扱う研究分野には、水文学や水理学などがある。

なお、廃棄物の最終処分場において、その土壌に含まれる水については地下水とは呼ばず、保有水という。処分場は構造上、一般環境から隔離されており、その内部にのみ保有されているという意味である。

[編集] 水の循環

地球に限定すれば、水は地上や地下、そして大気中を長い時間をかけて循環しており、地下深くに浸透した水が「涵養」「流動」「流出」という過程を経てふたたび地上に出現する大きな循環系を構成している。このような地球規模での大きなスケールの循環では、地表面や大気中の水の循環は「地表水循環系」と呼ばれ、地面より下の水の循環は「地下水循環系」と呼ばれる[3]

[編集] 涵養

地下水の大部分は大気中の水分が雨や雪などのかたちで地表面に降水となって降ることで、地面の下に流入する。降水に限らずこのように何らかの水が地下への流入することが「涵養」である。天水とも呼ばれる降水は、地表の浸透能によって多くが地中に浸透する[3]

海水を由来とする地下水もある。太古に海だった地域が、長い年月の間に陸となり、海水が地中に残存して地下水となったものである。こうした地下水を化石水(かせきすい)といい、アメリカ中西部プレーリー平原の化石水が代表的なものである。化石水は、数千万年 - 数億年前に形成されたと見られている。化石水はもともと海水だったため、塩分を多量に含む塩水であることが多く、人間にとって利用しにくい地下水であるが、東京都内や川崎・横浜市内の天然温泉は化石水が温められたものである。

また、プレートテクトニクスに由来する地下水もある。大陸プレートが海溝などで他の大陸プレートの下部へ潜り込む際、周辺の海水も一緒に引きずり込まれる。地殻内部へ引きずり込まれた海水は、マグマ熱などにより、地表近くへ上昇して地下水となるものもある。こうした地下水は、高温であることが多く、温泉を形成することがよく見られる。

[編集] 流動

地中へ浸透した直後の地下水は、その場に完全に留まるようなことはほとんどなく、不飽和水であれば比較的早期に地上へ蒸発したり湧き出したりするが、さらに深く浸透して飽和水となれば土の粒子間をゆっくりと流れて土中を遠くまで移動してゆくことになる。流量の多い地下水は「循環地下水」と呼ばれ、流量が少なく一箇所に滞留したままの地下水は「化石水」と呼ばれて区別されることがある[3]

地表近くの流れ
地中に浸透した地下水は、ふたたび地表に湧出して河川や池沼のような地表水となるか、地下のまま海岸線を潜り抜けて沿岸の海底に湧き出る。地中へ浸透せずに地表水となる水流をホートン地表流というが、地表の浸透能は非常に高いため、舗装の多い都市部などでない限り、降水のほとんどはホートン地表流となることなく、一度は地中に吸い込まれて地下水となる。同位体を用いた水文調査の結果によると、洪水時でさえも、地表水は地下水から供給されていることが判明している。すなわち、地中に浸透できなかった降水によって洪水が発生するのではなく、多量の降水が地中に浸透し、それまでの地下水が追い出されて洪水が発生するのである。

[編集] 流速

帯水層[4]の中の地下水はゆっくりと流れ、概ね1日に数cmから数百メートル、平均では1メートル/日ほどである。一般に不圧地下水(後述)は被圧地下水に比べて早く流れ、特に河川に沿って流れる地下水は地上の流れに似た動きで比較的早く流れる。反対に被圧地下水の流れは遅く、ほとんど停滞しているものもある[3]

地下水の流速を求めるには、1856年にフランス人技術者、アンリ・ダルシー(1803-1858)が発見したダルシーの法則が用いられる。