雪国のドライバーにとっては当たり前のことでも、
たまにしか雪道・凍結路を走らないという人にとっては、わからない事だらけ。
実際雪国のドライバーはそうした人達から見ると驚くようなスピードで
雪道・凍結路を疾走してるように見えるかもしれません。
ただ走ってるのではなく経験に基づいたいろいろなテクニックを意識、
あるいは無意識に使ってる結果です。
そんなノウハウやテクニックを少しでも伝えられればと思います。
>>>目次<<<
1雪道・凍結路の種類と状況
2タイヤの種類と氷雪路への対応
3チェーンの種類
4スタッドレスタイヤの選び方
5スタッドレスタイヤの空気圧
6スタッドレスタイヤでの運転
7駆動方式による運転の違い
8その他の注意
9持ってると便利なもの
10駐車と発進の例
注意)ここに書いてあることは、個人的な経験と知識によるもので、
この内容によって何らかの損害を受けた場合でも、当サイトは一切責任を負いません。
また、間違いの指摘や、皆様がお持ちのノウハウがありましたら、是非ご連絡下さい。
雪道・凍結路の種類と状況
◎凍結路
☆どんなタイヤでも滑ってあたりまえ(スタッドレスタイヤ含む)
☆カチカチの氷より、溶けはじめ、凍り始めが一番滑る
☆凍結路に日光があたると、ツルツル度倍増。
☆橋の上は高速・一般道とも凍結多発ポイント(超キケン)
☆夜間、路肩に雪があり、路面が黒ければ、ほぼ凍結路面。
☆トンネルの出入り口も凍結が多い
☆ノーマルタイヤでは自殺行為
状況によってはどんな高性能スタットレスを履いていても滑ります。
特に昼間の凍結路面や、朝の日の出時間帯の凍結路は危険です。
(氷が溶けはじめるような温度や状況が一番滑る。)
また日中溶けた雪が凍る夕方から夜間にかけても怖いです。
濡れてるか、凍結してるのか迷うような状況は多々あります。
窓を少し開けて、タイヤと路面のから発する音を時々聞くようにすると
わかりやすいです。(水はじき音がしなくなると凍結)
水溜りらしき部分を通過するとき「バシャ!」って音してたものが、
「シャ!」って聞こえるのうになったら危ない状況です。
無音になったら、ほぼ完璧に凍ってます。
あるいは路肩に雪があって、路面が黒い状況で低温時なら、
凍結路面の可能性が高いです。
エアコン等で車外の気温もモニターできるなら、
−4度から4度くらいまでの温度が一番危険(凍っていれば一番滑る)温度なのだと
覚えているといいでしょう。
(外気温モニターは走行時じゃないと正確な数字が出ないものが多いので注意)
↑凍結した登り道
↑凍結した路面・ザラザラのようでも、走るとツルツルでです。
凍結の上にうっすらと雪
☆凍結路面より少しだけマシ
☆基本的には凍結路面と同じ
これも怖い状況です。
ただし、凍結路と比較して少し雪が乗ってた方が滑りにくいみたいです。
基本的には凍結路面なので、氷の溶け始めの温度や環境が一番危険です。
凍結路面と雪がある路面が同時に存在する場合、雪のあったほうが、少しだけ滑りにくいようです。
乾燥路にうっすらと雪。
☆隠れた凍結スポットに注意
☆雪が舞い上がり、アスファルトがほぼ完全に見える程度なら、危険度は低い
☆交通量が多い場所では滑りやすい圧雪へ変身しやすい
☆もちろん、油断大敵
乾いた路面の上に薄っすらと雪が乗った状態。
アスファルトがうっすらと見えるような状態。
比較的に安全ですが、凍結箇所が点々と隠れてることがよくあります。
車が走った後に雪が舞ってアスファルトが見えるような状態なら、
スタットレスタイヤ装着時にはほとんど滑らないと思います。
(非凍結時)
ただし、交通量の多い道路では、わずかな雪が踏み固められて、
薄く滑りやすい圧雪へ変化しやすいです。
新雪
☆ふわふわで浅い雪なら、危険度低い(スタッドレス装着タイヤ時)
☆ふわふわ雪が深くなると、ハンドルがきかなくなる可能性大
☆湿った雪では積雪量に関係なく、ハンドルがきかなくるること多い
☆車の床より深い積雪では動けなくなる可能性大
ふわふわの新雪状態。
1cm程度くらいまでの積雪なら、比較的安全に走行できます。
1cmを超えるような積雪になると、ハンドルをとられやすくなります。
積雪が深いようならスピードは控えて下さい。
交通量の少ない道で、降雪時等によく見られます。
とりあえず走れると思いますが、車の床の高さを越えるようなら
動けなくなる可能性高いです。
積雪量が多い場合、ハンドルをとられたり、ハンドルがきかなくになることがあります。
圧雪初期or 圧雪の上に新雪
☆スタットレスタイヤ 大活躍
☆走行後に雪煙があがるなら、比較的滑りにくい
☆走行後に雪煙があがらないなら、危険が倍増
☆湿った雪は さらに危険増加
☆風が強い場所では地吹雪が発生しやすい
スタットレスタイヤが一番本領を発揮する路面状態。
(走行した後ろに雪煙があがるような状態)
慣れた雪国ドライバーなら乾燥路と同じような速度で走っています。
雪煙が上がらないような状態の場合、湿気った雪か、
圧雪がかなり硬くなってる事が予想されrます。
この場合は滑りやすいので注意してください。
湿った雪(重くて雪煙にならない)は、ハンドルとられやすかったり、
スリップしやすくなります。
↑圧雪路面。
圧雪路面では、車が走行した後に雪煙があがるか、あがらないかで危険度が違います。
雪煙が上がらない時は、危険度が高いので注意してください。
雪煙が上がるような状態の道路で、風が強い時は地吹雪が発生しやすくなります。
圧雪凍結(パカパカ)。
☆交通量の多い道路での定番
☆実は、雪のふりした凍結路
☆交差点等では、タイヤに磨かれて危険増大
☆峠や坂道で立ち往生する車が多発
雪がたくさんの車によって踏み固められて、また磨かれた状態。
凍結路面に近いような状態になります。
この状態の時に峠や坂道では登れない車による渋滞が発生しやすいです。
また、信号のある交差点等、車が発進、停止を繰り返す場所では、
スタッドレスタイヤに磨かれて、さらに滑りやすくなります。
実際には圧雪というより、圧雪の表面が氷になってるような状態です。
交通量の多い道では、降雪後すぐにこの状態になります。
また直射日光の当たる場所の圧雪等、少し気温が高いかなって場所の
圧雪はかなり滑ります。
凍結路に準じた丁寧な運転を心がけてください。
シャーベット
☆グチャグチャ雪道は、ハンドルが取られる
☆グチャグチャ雪道はハンドルを切っても効かなくなりやすい。
☆湿った雪が深くなると、走行不能車 多発
☆気温が下がるとあっと言う間に凍結路
☆普段雪の少ない東北以南の太平洋側では、この雪が多い(南岸低気圧等)
☆日本海側ではこの雪が多い。(日本海の水分を多く含む)
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